育休を取ろうと考えたとき、最初にぶつかった壁は「お金の不安」だった。
「給付金があるのはわかってる。でも実際いくらもらえるのか、税金や社会保険はどうなるのか、生活できるのか」——調べれば調べるほど、情報が散らばっていてよくわからなかった。
この記事では、実際に4ヶ月育休を取った私の経験をもとに、お金の実態を正直に書く。細かい数字は個人差があるので参考値として読んでほしい。
育児休業給付金の基本
育休中にもらえる「育児休業給付金」は、雇用保険から支給される。
給付額の目安:
- 育休開始から180日(約6ヶ月):休業前賃金の67%
- 180日以降:休業前賃金の50%
「67%か、思ったより少ないな」と感じるかもしれない。でも実態はもう少し違う。
手取りで考えると、意外と変わらない場合がある
育休中は、社会保険料(健康保険・厚生年金)の支払いが免除される。
通常、社会保険料は給与から天引きされており、これが手取りを大きく減らす要因の一つだ。育休中はこれがなくなる。
また、育児休業給付金は非課税のため、所得税もかからない。
結果として「手取り換算」で見ると、給与の67%より実質的な手残りは多くなるケースがある。私の場合、育休前の手取りと比べて約80%程度の生活水準を維持できた。
事前に知っておけばよかったこと
給付金の支払いにタイムラグがある
育児休業給付金は、2ヶ月ごとにまとめて支給される。育休開始直後は収入がゼロの状態が続くため、ある程度の貯蓄バッファがないと最初の1〜2ヶ月が苦しくなる。
私は事前にある程度準備していたが、「最初の1ヶ月は入金がない」という事実を知らなかった人は焦るだろう。
住民税は育休中も請求される
住民税は前年の所得に対して課税されるため、育休中でも請求が来る。給与から天引きされていた場合は、育休中は自分で支払う必要が出てくることがある。これも見落としやすいポイントだ。
育休前に「家計の棚卸し」を必ずやる
毎月の固定費(家賃・保険・サブスク等)を把握していないと、育休中に慌てることになる。育休を取る前に一度、家計を整理しておくことを強くすすめる。
お金の不安は「知らないこと」から来る
育休のお金に関する不安の多くは、仕組みを知れば和らぐ。完全にゼロになるわけではないが、「制度を理解して準備する」と「何もわからないまま突入する」では、心理的な余裕がまったく違う。
まず計算してみること。それが最初の一歩だと思っている。